📋 基本情報

タイトル黒神話:鍾馗
開発元Game Science
ジャンルアクションアドベンチャー
題材中国の神話と民俗伝説(鍾馗が鬼を退治する説話)
対応機種コンソールおよびPC
発売時期未定
公式サイトgamesci.cn/zhongkui

🔥 発表から1年、『黒神話:鍾馗』が初の本格ゲームプレイ映像を公開。約15分の長尺

『黒神話:悟空』を手がけた中国のスタジオGame Scienceが、新作『黒神話:鍾馗』の約15分に及ぶゲームプレイトレーラーを公開した。本作は2025年8月20日に初めて発表されたタイトルで、そこからちょうど1年を経ての本格的な続報となる。これまでは短い映像やティザーが中心で、実際に動かしている場面をまとめて見せたのは今回が初めてだ。

映像は、主人公が浜辺に転がり落ちる場面から始まる。そこから老人との出会い、いかだでの脱出へと進み、道中では敵集団を相手にした剣戟が展開される。パリィと回避を軸にした駆け引きが見て取れ、前作を遊んだ人ならすぐに手触りを想像できるはずだ。全編を通して密度が高く、15分という尺のわりに間延びした印象がないのも特徴になっている。演出面でも、切り立った地形や大型の敵を含めたスケール感が前作より一段引き上げられており、単なる続編ではなく規模を広げにきているのが伝わる内容になっている。

発表から1年、『黒神話:鍾馗』が初の本格ゲームプレイ映像を公開。約15分の長尺

🎮 鬼や悪霊を呼び出して共闘、さらに憑依して操作。剣戟とゲージ技の手触り

戦闘の基礎は剣を主体としたアクションだ。画面には青いゲージが表示されており、これを消費して炎などの技を放つ。前作でいう「法力」に相当する仕組みで、剣そのものに炎や雷をまとわせる人間離れした技も確認できる。通常攻撃で削り、ゲージ技で一気に押し込むという組み立てになりそうだ。回避とパリィのどちらを選ぶかで消費や隙が変わってくるはずで、ここのバランスが本作の難度を決める部分になりそうだ。

今回いちばん目を引いたのが、ボス戦の後半で見せた仕掛けである。主人公が鬼や悪霊のような存在を呼び出して共闘し、さらにその味方に憑依して直接操作するという流れが披露された。呼び出して終わりではなく、呼び出した相手そのものを動かせるという点が独自で、召喚と変身のあいだに位置する新しい感触になっている。

題材は中国古代の神話と民俗伝説だ。タイトルの鍾馗は、鬼を退治する存在として中国の民間伝承に伝わる人物で、その説話が下敷きになっている。鬼を討つ側であるはずの鍾馗が、鬼を従えて戦うという構図そのものが、本作の設計思想を端的に表していると言えるだろう。

鬼や悪霊を呼び出して共闘、さらに憑依して操作。剣戟とゲージ技の手触り

📊 『悟空』からどう変わるのか。単騎から従える設計への転換

注目したいのは、戦闘の基本構造が前作から一段ずらされている点だ。『黒神話:悟空』は基本的に主人公が単騎で強敵に挑む設計だった。対して今回は、味方を呼び出して共闘し、憑依して操作するところまで踏み込んでいる。プレイヤーが操作する対象そのものが戦闘中に切り替わるということは、ボスの攻略ルートが単線ではなくなるということでもある。

この変更は題材とも噛み合っている。鍾馗は鬼を退治する存在として伝わる一方で、退治した鬼を配下として従えるという語られ方もされてきた人物だ。討伐と使役が同居するキャラクター像を、そのままシステムに落とし込んだ格好になる。前作が原典の物語をなぞる構成だったことを踏まえると、今作は伝承の性格をゲームメカニクスに翻訳する方向へ振っていると読める。

一方で、発売時期は依然として未定のままだ。対応機種もコンソールとPCという範囲までしか示されておらず、具体的なハード名や時期は伏せられている。ただ、この規模のゲームプレイ映像を出してきたということは、開発が見せられる段階まで進んだという合図でもある。2026年2月には中国の春節に合わせた特別トレーラーも公開されており、露出の頻度自体は保たれている。次に動きがあるとすれば、機種と時期の発表になるはずだ。

『悟空』からどう変わるのか。単騎から従える設計への転換

💬 SNSの反応——「ここら辺の人間味が悟空との差別化かな」

15分の映像が出たことで、Xでは主人公像や演出の細部に反応が集まった。

ゲーナビ編集部のひとこと

呼び出した味方に憑依して操作するという発想は、単なる召喚の上位互換ではない。操作対象が戦闘中に入れ替わる設計は、ボス攻略の組み立て方そのものを変える。前作の完成度を思えば、期待して待つ価値は十分にある一本だ。


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