📋 基本情報

タイトル電工らぶ -ゼロから始める電気工事士-
ジャンル学習ビジュアルノベル
開発・販売Tsumugi Games(Tsumugi Estate)
発売日2026年8月21日
価格1,980円(税込・予定)
対応機種Windows・macOS・Linux(ブラウザ動作にも対応)
公式サイトtsumugi-estate.jp/contents/denki…

🔥 8月21日発売、1,980円。“45歳からのやり直し”を描く第二種電気工事士の学習ノベル

学習ゲームブランド“Tsumugi Games”は、PC向け学習ビジュアルノベル『電工らぶ -ゼロから始める電気工事士-』のSteamストアページを2026年8月7日に公開した。発売予定日は2026年8月21日で、価格は1,980円(税込、予定)。対応プラットフォームはWindows、macOS、Linuxに加えブラウザでの動作にも対応する。

物語の主人公は、45歳で孤独に生涯を終えたはずの男。目を覚ますと18歳の教室に戻っており、後悔のない人生を送るために手に職をつけようと第二種電気工事士の資格取得を目指す、という「やり直し」の筋書きになっている。本編シナリオは約26万字、イベントCGは84枚以上を収録するとされ、ボリューム面でも一般的なビジュアルノベルに引けを取らない規模だ。

公式サイトではプロローグから5人のヒロインとの出会いまでを収録した無料のWeb体験版が公開されており、インストール不要でブラウザからすぐに試せる。ただし体験版のセーブデータと学習履歴は製品版へ引き継げない点には注意したい。

8月21日発売、1,980円。“45歳からのやり直し”を描く第二種電気工事士の学習ノベル

🎮 過去問1000問にCBT模擬試験、暗記カード428枚。オフラインAIまで丸ごと同梱

本作の中核は、恋愛アドベンチャーの体裁を取りながら試験対策教材としての機能を丸ごと積んでいる点にある。試験実施団体が公表した令和元年から令和8年までの8年度分、計1000問の過去問を選択肢ごとの解説付きで独自に構成。さらに令和5年度以降に導入された本番のCBT方式を模した模擬試験を収録し、画面で解く操作感と時間配分に事前から慣れられるようになっている。学科試験は50問の四肢択一で試験時間120分、30問以上の正解で合格という本番の条件も再現される。

暗記機能も手厚い。配線図記号や規則、鑑別を語呂とSVG図つきで覚える暗記カードを428枚、頻出テーマを板書スタイルで掘り下げる解説シリーズ“黒板チャンネル”も用意された。加えて端末内で完結するオフラインAIアシスタントを同梱しており、こちらは文章を生成せず、開発元が検証済みの教材データから該当箇所を探して提示する仕組み。通信もGPUも不要で、質問内容が外部へ送信されることはないと明記されている。

試験範囲は5人のヒロインが分担して教えてくれる構成だ。電気理論と電気計算を幼なじみの安藤理恵、配線図の読み方をクールな黒川凛、電気機器や工具、材料を後輩の橘ひなた、施工方法と電気工事法規を先輩の桐島沙織、技能試験と実技指導を講師の御堂葵先生が担当する。キャラクターと科目が一対一で結びついているので、苦手分野が「誰の話が頭に入ってこないか」で可視化されるという副次的な効果もありそうだ。

過去問1000問にCBT模擬試験、暗記カード428枚。オフラインAIまで丸ごと同梱

📊 CBT移行という追い風。“資格×ノベルゲーム”は挫折対策として成立するか

この手の学習ゲームは色物として片づけられがちだが、本作が狙っている層はかなり明確だ。公式サイトが挙げる想定ユーザーは「参考書で挫折した人」「過去問だけでは理解が浅いと感じている人」「CBT形式に慣れておきたい人」。つまり教材の質ではなく継続率で落ちている層を、物語の続きが気になるという動機で引っ張るという設計になっている。第二種電気工事士は毎年10万人規模が受験する人気資格でありながら、独学での途中離脱が多い分野でもあり、狙いどころとしては理にかなっている。

タイミングの良さも見逃せない。学科試験は令和5年度からCBT方式が導入され、紙の問題用紙ではなく会場のパソコンで解く形式が広がった。画面上で解く練習は紙の参考書では原理的に補えない領域であり、そもそもPCで動くソフトである本作にとっては構造的な優位性になる。市販テキストが2,000円台後半から3,000円台であることを踏まえると、1,980円という価格設定も教材の代替として十分に検討できる水準だ。

一方で懸念もある。開発元は試験実施団体の監修や公認を受けた教材ではないと明示しており、法令や試験制度の改正に追随できるかは今後の更新次第だ。またイラストや音楽、音声、テキストの一部素材にAI技術を活用していることをSteamのAI生成コンテンツ開示欄で明らかにしており、この点は購入判断が分かれるところだろう。Tsumugi Gamesは同じ枠組みで宅建士を扱う『宅建らぶ』も展開しており、資格分野ごとに横展開していく構えだ。第1弾となる本作がどこまで受け入れられるかが、このシリーズ全体の試金石になる。

CBT移行という追い風。“資格×ノベルゲーム”は挫折対策として成立するか

💬 SNSの反応——「電験三種版出ません?」他資格版を望む声も

発表を受けてXでは、担当科目とヒロインの組み合わせに反応する声や、他の資格試験でも同じ形式を出してほしいという要望が集まった。

ゲーナビ編集部のひとこと

資格教材にノベルゲームの皮をかぶせただけの企画ではない。過去問1000問とCBT模試という中身は市販教材と正面から張り合う水準だ。挫折率の高い独学層にどこまで刺さるか注目したい。



💬 コメント

ID: 取得中...

    ※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります