📋 📋 パリ近郊プロジェクト 概要

計画パリ近郊に3つのテーマパークを建設。うち1つが『ドラゴンボールZ』をはじめとする日本アニメをテーマにした遊園地
建設地フランス・バルドワーズ県セルジーポントワーズ付近(パリ北西)
投資額60億ユーロ(約1兆1140億円)
事業主体キディヤ(Qiddiya Investment Company/サウジアラビアの政府系ファンド傘下)
開業時期未発表
残る2施設テーマは未公開
参考・サウジ版2024年3月22日に東映アニメーションとキディヤが発表した世界初の『ドラゴンボール』テーマパーク。50万平方メートル超・7つのエリア・30以上のアトラクション(画期的なライド5つを含む)
サウジ版のランドマーク全高約70mの神龍。カメハウス、カプセルコーポレーション、ビルスの星を再現
公式情報corp.toei-anim.co.jp/ja/press/CO…

🔥 パリ近郊に3つのテーマパーク、うち1つが日本アニメがテーマ

フランスとサウジアラビアが、パリ近郊に3つのテーマパークを建設することで合意した。マクロン大統領は自身のXでこれを「前例のない発表」と歓迎し、完成した施設が「新たな世界的観光地」になるとアピールしている。投資額は60億ユーロ、日本円にしておよそ1兆1140億円という規模だ。

建設予定地はパリ北西のバルドワーズ県、セルジーポントワーズ付近とされる。3つの施設のうち1つが『ドラゴンボールZ』をはじめとする日本の人気アニメをテーマにした遊園地になることが明らかにされており、残る2つのテーマについてはまだ公開されていない。事業主体はサウジアラビアの政府系ファンド傘下の投資会社、キディヤ(Qiddiya Investment Company)である。

この合意の背景には、両首脳がともに『ドラゴンボールZ』への強い思い入れを持っていたことがあると報じられている。国家間の大型投資案件のきっかけが日本のアニメ作品への共感だったという点は、作品が持つ文化的な浸透力を示すエピソードと言っていいだろう。なお開業時期については現時点で発表されていない。

パリ近郊に3つのテーマパーク、うち1つが日本アニメがテーマ

🎮 “世界初”はサウジ側。全高約70mの神龍と7つのエリア

ここで整理しておきたいのが、『ドラゴンボール』テーマパークの計画がこれ1件ではないという点だ。世界初となる『ドラゴンボール』テーマパークは、2024年3月22日に東映アニメーションとキディヤが共同で発表したもので、建設地はサウジアラビアのギガプロジェクト「キディヤ」内である。キディヤ公式サイトによれば、このサウジ版はすでに建設中だ。

サウジ版の規模は50万平方メートル超。7つの願いを叶えるドラゴンボールになぞらえた7つのエリアで構成され、アトラクションは30以上、うち5つは画期的なライドとして計画されている。パーク内には「カメハウス」「カプセルコーポレーション」「ビルスの星」といった作中の象徴的な建物が再現される予定だ。

そして最大のランドマークが、全高約70mの神龍である。単なるモニュメントではなく、その内部を通り抜ける大型ジェットコースターが設置されるとされており、パークのシンボルと目玉アトラクションを兼ねる構造になっている。今回パリ近郊に計画される日本アニメテーマの施設が、このサウジ版と同じ仕様になるのか、まったく別の設計になるのかは現時点では明らかにされていない。

“世界初”はサウジ側。全高約70mの神龍と7つのエリア

📊 IPが国家プロジェクトの“看板”になる時代

注目すべきは、キディヤという事業主体の性格だ。キディヤはサウジアラビアが石油依存からの脱却を掲げて進める国家改革の一環であり、エンターテインメント産業を新たな経済の柱に据えるためのギガプロジェクトである。その看板コンテンツとして日本の漫画作品が選ばれ、さらにその枠組みがフランスへ輸出されようとしている。日本のIPが、他国の国家戦略の中核に据えられる素材として扱われているということだ。

比較対象として分かりやすいのは、既存のアニメや漫画を題材にした施設との規模の差である。国内の常設施設は、屋内型のミュージアムやコラボレストランといった数百から数千平方メートル規模のものが中心だ。それに対してサウジ版は50万平方メートル超で、東京ディズニーランドの単体面積を上回る計算になる。単一作品を題材にした施設としては前例のないスケールで、完成すれば「聖地巡礼」の目的地が中東と欧州に生まれることになる。

一方で、両案件とも開業時期が公表されていない点は冷静に見ておきたい。サウジ版は2024年3月の発表から2年以上が経過しているが、公式サイトの記載は「建設中」にとどまる。パリ近郊の案件も、現時点では両国間の合意という段階だ。この種の超大型施設は計画変更や遅延が起きやすく、続報が出るまでは規模の数字だけが独り歩きしやすい。日本のファンとしては、期待しつつも実際の進捗を追いかけていく姿勢が現実的だろう。

IPが国家プロジェクトの“看板”になる時代

💬 SNSの反応——「国内で実現できなかった」という声も

海外での大型プロジェクトという報道を受け、SNSでは日本国内で同様の施設が実現しなかったことを惜しむ声と、世界観に照らせば海外でも問題ないとする声の双方が見られた。

ゲーナビ編集部のひとこと

国家間の大型投資案件が『ドラゴンボールZ』への思い入れから動いたという経緯は、作品の浸透力を示す出来事として記憶しておきたい。ただし両案件とも開業時期は未発表だ。規模の数字が先行しているぶん、続報を冷静に追いたい。


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